「特定のデッキにだけどうしても勝てない」そんな経験ありませんか?
この記事では、メタカードについて、採用されているデッキの特徴・理由、メタカードを採用する時の考え方を実際に例を用いて解説しています。
大会等の環境で戦うためにはメタカードを熟知していないと勝てない場面も存在するため、知っておきましょう!
メタカードとは?
メタカードとは、特定のデッキに対して対策するためのカードの事をいいます。
主に環境デッキで、自分が使用しているデッキが、試合で不利をとっている対面に対して勝つための手段として用います。
メタカードはどんなデッキに入れる?
メタカードは、環境でのシェア率が多く、デッキ相性が不利かつプレイングでカバーできない場合に入れましょう!
↓環境デッキのTierリストはこちら
採用されているデッキの特徴
よく採用されているのを見かけるポケモンだと≪マナフィ≫が挙げられます。
特性:「なみのヴェール」 |
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●このポケモンがいるかぎり、自分のベンチポケモン全員は、相手のワザのダメージを受けない。 |
入賞デッキを見てみると、≪マナフィ―≫をよく採用されているデッキと、全く採用されていないデッキがあります。
-採用されるデッキ-
-不採用のデッキ-
環境で主にベンチにダメージを与えてくるポケモンは、≪かがやくげっこうが≫です。
わざ:「げっこうしゅりけん」 |
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●このポケモンについているエネルギーを2個トラッシュし、相手のポケモン2匹に、それぞれ90ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。] |
≪かがやくげっこうが≫は主に≪ロストバレット≫・≪パオジアンexデッキ≫で本領を発揮しており、わざ≪げっこうしゅりけん≫は、ポケモン2匹に90ダメージを与えられる効果です。
ここで、≪マナフィ―≫を採用されているデッキと、不採用のデッキを見ると、明らかにHP90に達していないポケモンが片方のデッキのみ存在します。
≪マナフィ―≫を採用しているサーナイトexデッキの進化元である≪ラルトス≫は序盤に倒されてしまうと、このデッキのメインギミックである≪キルリア≫・≪サーナイトex≫が立てられないため、デッキ自体が回らなくなっていしまいます。
3~4体序盤から≪ラルトス≫を場に出せれば多少は戦えますが、確率的にも安定せずプレイングでカバーできる問題ではありません。
そのため、サーナイトexデッキに≪マナフィ≫をデッキに入れる理由は「場の≪ラルトス≫・≪キルリア≫を同時に’きぜつ’させられると負けに繋がるから」になります。
このように、デッキの相性で不利をとってしまうデッキに勝てる回答を作るためにメタカードを使用しましょう。
メタカードは沢山積めばいいの?
環境に対して刺さるカードを沢山詰め込んだデッキも存在しますが、メタカードは積めばつむほど使わない対面もあるため、デッキパワーは弱くなります。
カードゲームの環境というのは、プレイヤーの熱心な研究により、日々変化していきます。そのため、今週シェア率が1番多かったデッキが次週は激減したという事もざらにあります。
そのため、「適切なメタカードの選定」と「環境読み」が重要になってきます。
メタカードまとめ
メタポケモン
マナフィ
カードの役割 |
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自分のベンチをワザのダメージから守る |
特性:「なみのヴェール」 |
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●このポケモンがいるかぎり、自分のベンチポケモン全員は、相手のワザのダメージを受けない。 |
2体同時にきぜつされると困るデッキは採用
現レギュレーションのベンチを狙ってるポケモンの特徴として、2体同時に攻撃してくるタイプのわざを持ったものが多いです。初動で3体展開する動きは現実的ではないため、環境を見て採用しましょう。
ダメカンを載せる効果は防げない
ベンチを攻撃するポケモンで、似たような「〇個ダメカンをのせる」わざをもったポケモンがいますが、こちらのわざは防げません。これはダメージではなく、わざの効果だからです。間違えるプレイヤーが多いので注意しましょう!
~効果のあるデッキ~
ロストバレット | ロストギラティナ | パオジアンex |
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パルキアVstar | ウガツホムラex | ルギアVstar |
ゲッコウガex | サーナイトex | |
~効果のあるカード~
かがやくゲッコウガ | ゲッコウガex | オーガポンいどのめんex |
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マフォクシーV | サケブシッポ | |
ジラーチ
カードの役割 |
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ロストマイン対策 |
特性:「ステラヴェール」 |
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●このポケモンがいるかぎり、自分のベンチポケモン全員は、相手のたねポケモンが使うワザの効果で、ダメカンがのらない。 |
ヤミラミ専用メタポケモン
ロストを貯めて戦うデッキのアタッカーである≪ヤミラミ≫の≪ロストマイン≫は、好きな所にダメカンを12個ダメカンを載せられる効果で、汎用性が高すぎるわざを持っています。
HPが低いポケモンを採用してる進化軸のデッキには盤面を崩壊させられる危険性があるため、採用を検討しましょう。
~効果のあるデッキ~
ロストバレット | ロストギラティナ | サーナイトex |
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~効果のあるカード~
ヤミラミ | クレセリア | |
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ミミッキュ
カードの役割 |
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ex・Vポケモンのわざのダメージ無効 |
特性:「しんぴのまもり」 |
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●このポケモンは、相手の「ポケモンex・V」からワザのダメージを受けない。 |
非エクを搭載していないデッキに刺さる
たねex・Vポケモンだけで殴ってくるデッキは、スピードに特化させているデッキが多いため、≪ミミッキュ≫をバトル場に出すとピタッと動きが止まります。
その他にも、環境のデッキはほぼ「ex・V」をアタッカーに採用しているので、刺さりやすいカードですが、≪ボスの指令≫等で突破されるので、扱いが難しいメタカードです。
~効果のあるデッキ~
タケルライコex | 悪リザードンex | ミライドンex |
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サーフゴーex | ソウブレイズex | |
ミカルゲ
カードの役割 |
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たねVポケモンの特性ロック |
特性:「しっこくのわざわい」 |
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●このポケモンがいるかぎり、おたがいの場のたねポケモンの「ポケモンV」の特性は、すべてなくなる。 |
システムのVたねポケモンは機能不全
たねVポケモンには優秀な特性を持ったものが多く、リソースを稼がせないようにできます。
~効果のあるデッキ~
リザードンex | ドラパルトex | |
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~効果のあるカード~
ロトムV | ネオラントV | |
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クレッフィ
カードの役割 |
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たねポケモンの特性ロック |
特性:「いたずらロック」 |
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●このポケモンがバトル場にいるかぎり、おたがいの場のたねポケモンの特性(「いたずらロック」をのぞく)は、すべてなくなる。 |
ベンチまでたねポケモンを特性ロックできる
バトル場にいる限り全てのたねポケモンの特性がなくなるので、刺さるデッキとことん刺さります。序盤に≪クレッフィ≫を前に出して相手の事故を誘い、自分だけリソースを稼ぎ、中盤から殴りに行く運用が強そうです。
※自分の特性もなくなる点だけ要注意。
~効果のあるデッキ~
ロストバレット | ロストギラティナ | タケルライコex |
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レジドラゴVstar | ミライドンex | リザードンex |
ドラパルトex | パオジアンex | |
~効果のあるカード~
ロトムV | ネオラントV | かがやくゲッコウガ |
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ウッウ | キュワワ― | イキリンコex |
ミライドンex | パオジアンex | |
ハバタクカミ
カードの役割 |
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バトル場の特性ロック |
特性:「あんやのはばたき」 |
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●このポケモンがバトル場にいるかぎり、相手のバトルポケモンの特性(「あんやのはばたき」をのぞく)は、すべてなくなる。 |
バトル場で働く特性相手に強い
≪パオジアンex≫や≪キュワワ―≫といったバトル場で強みを発揮する特性を持つデッキ相手にリソースを稼がせない事ができます。
たたりとばすも強力
≪ハバタクカミ≫のわざ≪たたりとばす≫も無色3エネと汎用性が高く90ダメージとダメカン2つをベンチに好きなように乗せられるので強力です。
~効果のあるデッキ~
ロストバレット | ロストギラティナ | パオジアンex |
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~効果のあるカード~
キュワワ― | ウッウ | パオジアンex |
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マシマシラ
カードの役割 |
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ダメカンを相手に乗せ換える |
特性:「アドレナブレイン」 |
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●このポケモンに悪エネルギーがついているなら、自分の番に1回使える。自分の場のポケモン1匹にのっているダメカンを3個まで選び、相手の場のポケモン1匹にのせ替える。 |
ダメカンを載せてくるデッキに強くなる
ダメカンを載せてくるデッキは、アタッカーの素点が低い傾向にあり、ワンパンでバトル場のポケモンを倒すのではなく、ダメカンを場に蓄積して一気にサイドを取ろうとしてきます。そういった動きに対して、ダメカンの量をずらすことができるため、強力です。
打点にもなる
≪アドレナブレイン≫はダメージを受けて耐えた場合、火力元になるため他のデッキ相手にも強く使える場合が多いです。
~効果のあるデッキ~
ドラパルトex | ロストバレット | ロストギラティナ |
---|---|---|
~効果のあるカード~
ドラパルトex | ヤミラミ | |
---|---|---|
キュレム
カードの役割 |
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ロストバレット対策 |
特性:「アンチプラズマ」 |
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●相手のトラッシュに、名前に「アクロマ」とつくカードがあるなら、このポケモンが「トライフロスト」を使うためのエネルギーは、無色エネルギー1個になる。 |
わざ:「トライフロスト」 |
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●このポケモンについているエネルギーをすべてトラッシュし、相手のポケモン3匹に、それぞれ110ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。] |
ロスト系統のデッキ専用メタ
ダメージ量が110な所も「ウッウ」がきぜつするラインであり、「アクロマ」と名の付くサポートがトラッシュにある場合無色1エネで打てることから、ロスト系統のデッキメタとして意識して作ったカードだと思われます。
~効果のあるデッキ~
ロストバレット | ロストギラティナ | |
---|---|---|
~効果のあるカード~
キュワワ― | ウッウ | |
---|---|---|
ベラカス
カードの役割 |
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ベンチをダメージ・わざの効果から守る |
特性:「スフィアシールド」 |
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●このポケモンがいるかぎり、自分のベンチポケモン全員は、相手のポケモンからワザのダメージや効果を受けない。 |
ドラパルトexのわざを唯一防げる特性
ドラパルトexのわざ≪ファントムダイブ≫のダメカンをばら撒く効果を対策をできるポケモンは≪ベラカス≫しかいません!ベンチ狙撃からも守ってくれますが、1進化ポケモンで運用が難しいです。
~効果のあるデッキ~
ドラパルトex | レジドラゴVstar | パオジアンex |
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パルキアVstar | サーナイトex | |
~効果のあるカード~
ドラパルトex | かがやくゲッコウガ | |
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テツノイバラex
カードの役割 |
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ルール持ちポケモンの特性ロック |
特性:「イニシャライズ」 |
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●このポケモンがバトル場にいるかぎり、おたがいの場の「ルールを持つポケモン」(「未来」のポケモンをのぞく)の特性は、すべてなくなる。 |
ルールを持つ進化ポケモンもメタれる
特性ロックするメタポケモンの多くはたねポケモンに対して効果が働くことが多いですが、≪テツノイバラex≫はex・Vの進化ポケモンの特性もロックできます。
~効果のあるデッキ~
悪リザードンex | タケルライコex | ルギアVstar |
---|---|---|
パルキアVstar | ミライドンex | レジドラゴVstar |
サーナイトex | ||
~効果のあるカード~
悪リザードンex | オーガポンみどりのめんex | ルギアVstar |
---|---|---|
パルキアVstar | ミライドンex | ロトムV |
サーナイトex | かがやくゲッコウガ | かがやくリザードン |
オーガポンいしずえのめんex
カードの役割 |
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特性持ちのわざのダメージ無効 |
特性:「いしずえのかまえ」 |
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●このポケモンは、相手の特性を持つポケモンからワザのダメージを受けない。 |
環境で活躍している多くのポケモンが特性持ち
環境デッキは、特性持ちのポケモンを採用してデッキの安定感や強さを手に入れている場合が多く、そこのポイントに刺さるポケモンです。
~効果のあるデッキ~
悪リザードンex | レジドラゴVstar | |
---|---|---|
~効果のあるカード~
悪リザードンex | レジドラゴVstar | かがやくリザードン |
---|---|---|
おわりに
メタカードはカードゲームで遊ぶ上では外せない考え方です。デッキ構築では、「適切なメタカードの選定」と「環境読み」の意識をすると格段に勝ちやすくなります。1枚積むだけで格段に勝ちやすくなる対面も存在するため、どんなデッキが多いのかチェックは必出です。
日頃からカードリストを見ていると、「このデッキに刺さるんじゃない?!」と言う新たな発見に出会えるかもしれません。発見したカードを積んで、対戦相手を驚かすことも面白いかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
❝カードの画像は、ポケモンカードトレーナズウェブサイトより引用して使用しています。❞