この解説記事では、ポケカ初心者でも大会で戦えるレベルになれるように、デッキの特徴・回し方、その回す上でのポイント・カードごとの説明まで詳しく徹底的に解説しています。
≪ルギアVstar≫は、≪アーケオス≫の特殊エネルギーをデッキからポケモンに加速できる効果を最大限に発揮でき、強力なアタッカーと組み合わせる事で、登場初期から環境の変化と共に形を変えながら、戦い続けたカードパワーの高いポケモンです。
ルギアVstarデッキの評価
サンプルデッキ
デッキ評価 |
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Tier1(環境最強格のデッキ) |
デッキパワー | 難易度 | 安定性 |
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★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
このデッキの特徴
「アッセンブルスター」による「アーケオス」の展開
このデッキの最大の強みは、≪アッセンブルスター≫による≪アーケオス≫を最大2体展開できる所です。
≪ルギアVstar≫のVstarパワー≪アッセンブルスター≫は、自分のトラッシュから無色のポケモンを2体までベンチに出せる効果で、進化の無色ポケモンでも出すことができます。
≪アーケオス≫の特性≪プライマルターボ≫は、1ターンに1度山札から特殊エネルギーを2枚まで自分のポケモン1匹に付けられる効果のため、特殊エネルギーの効果を最大限に発揮しながらエネ加速を行うことができます。
これらにより、継続的なエネ加速と、高いデッキ出力を可能にしています。
特殊エネルギーのエネ加速
≪アーケオス≫の特性≪プライマルターボ≫は、デッキから特殊エネルギーを加速できるため、ゲームを有利に働かせられる特殊エネルギーを多く採用し、強固な盤面作りと柔軟な対応性を手に入れる事ができます。
言い換えれば、≪アーケオス≫が場に出せれば”最強”と言う事です。
新しく特殊エネルギーが出れば出るほど、構築の幅が広がるため、コンセプトとしての強化を受けやすいデッキでもあります。
色々なアタッカーの採用
≪アーケオス≫の特性≪プライマルターボ≫は、エネ加速できるポケモンの条件がないため、どんなポケモンにでもエネルギーを供給できます。
新しく追加された’AceSpec’の特殊エネルギー≪レガシーエネルギー≫は、ポケモンについているかぎり、全てのタイプのエネルギー1つ分として働くため、≪テツノカイナex≫のようなタイプエネルギーが1つのみの強力なアタッカーもデッキに採用する事ができるようになりました。
現カードプール内でも、採用できるアタッカーが多いため、環境への対応力の高さがあります。
カード解説
アタッカーポケモン
ルギアVstar
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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盤面展開・アタッカー | ★★★★★ |
わざ:ストームダイブ |
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わざ≪ストームダイブ≫は無色4エネで220ダメージ出せ、Vポケモンをワンパンできるラインの火力です。その上、場に出ているスタジアムをトラッシュできる効果もついているため、自分に不利に働く効果を持つスタジアムや、逆に自分だけスタジアムの効果を使用して相手には使わせない等、色々な使い方ができます。 |
特性:アセンブルスター |
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Vstarパワーの≪アッセンブルスター≫は、ゲーム中1度しか使えないルール効果がありますが、自分のトラッシュから無色ポケモン「ルールを持つポケモンを除く」を2体までベンチに出すことができます。この特性によって≪アーケオス≫を場に出す効果がとにかく強力です。 |
ルギアV
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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ルギアVstarの進化元 | ★★★★★ |
わざ:かぜよみ |
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自分の手札を1枚トラッシュすると、3枚ドローできる、後攻1ターン目や事故気味の時にデッキを立て直してくれるわざです。≪アーケオス≫もトラッシュに送れるため器用に立ち回れるポケモンです。 |
チラチーノ
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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非エク・高火力枠 | ★★★★☆ |
わざ:スペシャルころころ |
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≪チラチーノ≫が持っている≪スペシャルころころ≫は、このポケモンについている特殊エネルギーの枚数×70ダメージを与える青天井わざを持っています。このわざは、ルギアVstarデッキとの相性が非常に良く、1ターンに≪アーケオス≫で4枚加速できるので、手張り込みでMAX350ダメージを与えられ、2進化exポケモンをワンパンできます。 前のターンから手張りなどして準備ておくと、HP350以上の防御力の高いポケモンにも対応可能です。 |
理不尽な盤面形成
このデッキでは特殊エネルギーの効果の恩恵も受けられます。特に、≪ギフトエネルギー≫との相性がよく、チラチーノで殴った返しのターンに’きぜつ’させられても、サイドが1枚しか取れず、手札が7枚になるように補充ができます。
ガチグマアカツキex
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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後半のアタッカー | ★★★★☆ |
特性:ろうれんのわざ |
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特性≪ろうれんのわざ≫は、相手が取ったサイドの枚数分、このポケモンのわざ≪ブラットムーン≫を使うための無色エネが少なくなるため、後半になればなるほど低いエネの要求値にすることができます。 例として、相手がサイド3枚の場合、≪ダブルターボエネルギー≫1枚でも起動もできるため、非常にコスパがよいです。チラチーノで大量に特殊エネルギーを供給する試合もあるため、最後のアタッカーとしての運用もできます。 |
わざ:ブラットムーン |
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このポケモンが持っている特性のおかげで、試合の後半になればなるほど本来の要求エネよりも少なく240ダメージ出すことができます。 この240ダメージは、ほとんどのV・exたねポケモンをワンパンで倒せる性能で最後の詰めのアタッカーとしてはとても強力です。 ※効果として1度≪ブラットムーン≫を打つと、次のターンに≪ブラットムーン≫を使えないデメリットがある事には注意が必要です。 |
テツノカイナex
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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非エク用アタッカー | ★★★☆☆ |
わざ:ごっつあんプリファイ |
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このポケモンが持っているわざ≪ごっつあんプリファイ≫は、ほとんどの非エクポケモンを倒せる120ダメージを出しながらサイドを1枚多く取れるとても強力なわざを持っています。強引なリーサルプランに持ち込むこともできるので、カードパワーを感じられるポケモンです。 |
レガシーエネルギーとの相性◎
このポケモンを採用ができるようになった理由がAceSpecの≪レガシーエネルギー≫の登場です。この特殊エネルギーは、ポケモンについている限り全てのタイプ1つ分として働くため、わざの要求値を満たすことができます。≪レガシーエネルギー≫の効果に「この特殊エネルギーが付いているポケモンの取られるサイドが1枚少なくなる」効果もあるため、非エクポケモンを搭載しているデッキに対してサイドを逆転できるポケモンです。
システムポケモン
アーケオス
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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エネ加速 | ★★★★★ |
特性:プライマルターボ |
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≪アーケオス≫が持っている特性≪プライマルターボ≫は、山札から特殊エネルギーを2枚まで場のポケモンに付けることができ、エネ加速できないポケモンの条件がないことと、特殊エネルギーを加速できるその性能から、色々なアタッカーの採用を可能にし、環境で多く対戦するデッキに合わせてアタッカーやデッキのコンセプトを変えることができるバリエーションが豊富なポケモンです。 このデッキでは、≪ルギアVstar≫の’Vstarパワー’から場に出すことができるため、2進化で出すことが難しい問題をクリアしています。 |
ネオラントV
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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サポートのサーチ | ★★★★☆ |
特性:ルミナスサイン |
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≪アーケオス≫が持っている特性≪プライマルターボ≫は、山札から特殊エネルギーを2枚まで場のポケモンに付けることができ、エネ加速できないポケモンの条件がないことと、特殊エネルギーを加速できる性能から、色々なアタッカーの採用を可能にし、環境で多く対戦するデッキに合わせてアタッカーやデッキのコンセプトを変えることができるバリエーションが豊富なポケモンです。 このデッキでは、≪ルギアVstar≫の’Vstarパワー’から場に出すことができるため、2進化で出すことが難しい問題をクリアしています。 |
わざ:アクアリターン |
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先にお伝えすると、≪ネオラントV≫を出す事は負け筋に繋がるポケモンでもあります。この問題を解消することができるわざが≪アクアリターン≫です。ほとんどの非エクをワンパンできる火力の120ダメージと、このポケモンと付いているカードを全て山札に戻せる効果を持っているため、≪ルミナスサイン≫を再利用できるだけでなく、実質エネルギーを消費しないで後続につなげる事ができます。 |
キチキギス
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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ドローソース | ★★★★☆ |
特性:さかてにとる |
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特性≪さかてにとる≫は、前の相手の番に自分のポケモンが’きぜつ’している場合に、山札を3枚ドローできる効果をもっています。 このデッキは、終盤の手札干渉で≪ボスの指令≫を引けずに詰め切れず負けるパターンが多くあり、ケアをすることができます。 シンプルにドローソースとしても強力です。 |
わざ:クルエールアロー |
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無色3エネで相手のポケモン1匹に100ダメージ与えられる、今回紹介しているデッキレシピで唯一、ベンチ狙撃できるわざを持っているポケモンです。進化元のたねポケモンでよく見るHP60~70を’きぜつ’させられるだけでなく、≪ルギアVstar≫で与えた220+100でほとんどの2進化exのHP320までカバーできています。 |
ACESPEC
レガシーエネルギー
デッキでの役割 | 活躍頻度 |
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全タイプのエネ・取られるサイド-1 | ★★★★★ |
カード解説 |
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このカードがポケモンについている限り、全てのタイプのエネルギー1つ分になる効果と、ゲーム中に1度しか働きませんが、相手のポケモンのわざのダメージを受けて’きぜつ’した時に、取られるサイドが1枚減る効果も付きます。 このカードのおかげで、このデッキに採用できるアタッカーポケモンの数と、サイドをずらすことができる新しい戦術を獲得しました。 このカードを1番強く使えるデッキは、間違いなくルギアVstarデッキです。 |
デッキの回し方
先行の展開例
とにかく1ターン目は、ルギアVを場に出します。≪アッセンブルスター≫はトラッシュからベンチに出す効果のため、≪アーケオス≫を≪ハイパーボール≫等のコストで送りましょう。
どんなデッキ相手でも≪チラチーノ≫は活躍が期待できるため、≪チラーミィ≫が手札にある場合は、場に出した方がよいです。HPが高い予想ができる2進化デッキや、たねポケモン主軸のアグロタイプのデッキの場合は、2体同時に出せると理想的です。
後攻の展開例
後攻の場合、次の相手の番に≪ルギアV≫が倒されるのが1番の負け筋になるため、次のようなケアが必要です。
- ルギアVを2体場に出す
- バトル場にルギアV以外のポケモンを立てる
≪アーケオス≫が手札にあり、≪ルギアV≫のわざ≪かぜよみ≫を使えると、トラッシュに送りながら3ドローできるため、次のターンの盤面の再現性が高くなります。
≪アーケオス≫をトラッシュに置けて、≪ルギアV≫を≪ルギアVstar≫を進化できた時、≪アッセンブルスター≫を使って≪アーケオス≫をトラッシュから展開しましょう。
宣言時に2枠ベンチを空けておかないと展開ができないため、≪アッセンブルスター≫を宣言するまでのポケモンの展開は、必要最低限にとどめておきましょう。
相手のバトル場・ベンチのポケモンを’きぜつ’させてゆき、サイドを取り切ります。相手のアタッカーを倒すと、次のターン相手に対しての要求値が大きくなるので、なるべくとっていけるような盤面作りを目指しましょう。
強引なリーサルプランをとっていく場合は、≪ボスの指令≫でベンチのシステムポケモンを倒していきます。
デッキを回すポイント
ジェットエネルギーを残しておく
≪プライマルターボ≫で唯一効果を発揮できない特殊エネルギーが≪ジェットエネルギー≫です。
≪ジェットエネルギー≫は手札からポケモンに付けた際に、ベンチからバトル場に出す効果なので、終盤≪ボスの指令≫などでシステムポケモンをバトル場にロックされた時の回答がなくなります。そのため、≪プライマルターボ≫の加速先になるべく選択しないようにしましょう。
ボール系のカードを使う順番
このデッキは、いかに早く≪アーケオス≫をトラッシュに送れるかによって、試合の展開が大きく変わります。なるべく早く送りましょう。
サーチカードの優先順位
- スーパーボール
- キャプチャーアロマ
- ネストボールorハイパーボール
一部例外な場合もありますが、ほとんどの場面でこの順番で使用すると最も確率が高いです。
デッキ採用オススメカード
オーガポンいどのめんex
わざ:すすりなく |
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バトル場のポケモンをロックできるわざです。このわざは、≪ボスの指令≫のようなベンチポケモンを呼び出せる効果と相性がよく、システムポケモンをいれかえられなくしてターンを稼げます。ワンチャンを生み出したい場合に最終手段で使用します。 |
わざ:げきりゅうポンプ |
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バトル場に100ダメージ与え、エネルギーを3つ選んで山札に戻した場合にベンチポケモンに120ダメージが与えられる≪キチキギス≫よりも強力なベンチ狙撃わざです。≪レガシーエネルギー≫がサイドに落ちた場合は使えませんが、進化デッキ相手に刺さる場合が多いです。 |
ゼイユ
カード解説 |
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先行の最初の番にも使用可能で、手札を全てトラッシュした後に山札を5枚ドローできるサポートカードです。 一番の魅力は先行1ターン目に使える事であり、≪アーケオス≫をトラッシュに送れる確率が格段に上がります。しかし、その後の5枚ドローで動きが止まってしまう事が多くあり、特殊エネルギーを多く採用している理由もあり、最近の構築ではあまり見かけません。 ピン刺しの採用はオススメなので試してみてもよいでしょう。 |
おわりに
今回は、ルギアVstarデッキの紹介と回し方の解説をしてきました。
≪ルギアVstar≫と≪アーケオス≫は同じパックから登場した非常に相性の良いポケモンです。アタッカーの採用範囲も広いため、独自のカスタマイズも可能です。自分だけのルギアVstarデッキの構築を作って回してみるのも面白いかもしれませんね。
最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました。